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オリジナル小説『星に願いを─空想の姫─』最終話

というわけで、小説の題名変更&最終話公開です。
多くは説明しません。小説の題名から色々と模索してください。
一気にかきあげたのであれですが、よろしければ読んでやってくださいね!
感想などもお待ちしてます!

『さあ、大人しく渡して貰おうか。お前らには宝の持ち腐れだ』
『貴方、今のうちに──を連れて逃げて』
『そんな……お前を置いて逃げれるわけないだろ』
『これだけの大群の攻撃を防ぐ手段は私しか持ってないし、それもうもたないんです
 だから、早く!』
『──っ』

────
走馬灯のように、流れる記憶。
その刹那──

『……強くなれ。そしてお前にはいいものを授けてやる』

俺は、全てを思い出した。
今度こそ目の前で大切な人を失わないように。
俺は強くならねばならない。

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困った。
  イマジネーション・フィールド
この 空想具現化領域 は私が異性と契約をしていている場合にのみ発動できる魔術で
このフィールドの効果が適用されている者はイメージするだけでそれを現実にすることができる。
──が、それには凄まじいほどの精神力、魔力を消費する。

今、彼は私が支えている横で、頭を抱えてうずくまっている。
その所為で、彼の放ったA.T.フィールドは徐々に弱まっていき、今にも消えそうである。
そう、この私の魔術。
私に魔術刻印があるわけでもない。
そもそも私は魔術師でもなんでもないただの一般人だ。

そんな私がこの魔法じみた魔術を生成できる理由。
それが、彼のお父さんがくれた1枚の札。
魔法札と呼ばれる魔力のこもった札で、私がもっているのは「空想の姫」とかかれた札。

そう、魔法札も何も持たない彼に、いきなりこんなことをさせているのだ。
きっと、その所為で負担がかかって、今まさに反動がきたのだろう

「ごめんね……私のせいで……」

どうやら私の声は聞こえていないらしい。
早く、助けないと。

一応、私もこのフィールドの効力を受けている。
なら──

「月下流──奥義」

イメージする。
右手にずしりと思い感覚。
思い浮かべるのは1つ。
彼女の──、剣。
決意と、苦労と、力のこもった──

「なんだそりゃ、お嬢ちゃん、そんな折れた剣で何ができるってんだい?」

言ってればいい。
彼女の剣筋を私が完全に再現することはできないだろう。
でも、こいつらを倒すことぐらいはできるはず。

「百花繚──」

パキン。
あ。
折れた、いや、折れたという表現は適切ではない。
消えた。というほうが正しい。
やっぱり、私の精神力じゃダメだったみたい……

そしてこの瞬間、私達の周りのA.T.フィールドは全て消え、

「全員、総発射ぁああ──!」

という声が聞こえた──

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沙希を助けないと。助けないと。
イメージする、最強の剣、最強の剣

「全員、総発射ぁああ──!」

軍隊長の声が響いた。
と同時に

「何!?」

という驚きの声も聞こえた。
そう、俺は四方からの全銃弾を全てはじき返したのだ。

「ははははは、エクスカリバー2刀流だぜ!」

エクスカリバー。
アーサー王が持ったとされる世界最強の剣。
それを俺は今、あろうことか2本もっている。

「……うそ」

沙希は驚いた様子で俺の両手を見ている。
その両手にはしっかりと伝説どおりの聖剣が握られている。

「いくぞぉおおおおお!!!」

叫ぶ。
俺は思い出した。
俺は剣士だ。
親父から剣術を習った。
流儀は月下流──
でも、俺は──

「小太刀……じゃないけど小太刀2刀流──」
「その逆手の構えはまさか──!?」

沙希がわざわざ説明的突っ込みをいれてくれる。
ありがとう、沙希。

「回転剣舞六連!!!」

ぐぁあ──という無数の声とともに兵士が次々と倒れていく。
ちなみにみねうちなので気絶しているだけだ。

「くっそぉ、怯むなうてい!うてい!」

パンパンパンッ、ドララララララ
銃声が再び響く。
そしてその銃弾は──

「A.T.フィールド全開」

俺の発生させたA.T.フィールドによって再び無効化される。

「止めだ!!」

「月下流奥義──百花繚乱!!」

「そんな──まさか」

それは誰の声だったのだろうか。


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「お……お前……めちゃくちゃ……だ」

そういい残して、非常にうざったいことこの上なかった軍隊長がバタリと倒れる。
これで、四方全ての兵士は倒した。
とりわけミッションコンプリートとでもいっておこうか。

「………」

沙希は先ほどから一点をみつめたままポカンとしている。
今起こった現実を脳で処理できていない、そんな感じだった。

「そんなに見つめないでくれよ、照れるじゃないか」

俺の冗談交じりのこの言葉で、沙希はハッと我に返った様だ。

「……なんで月下流を……?」
「俺さ、思い出したんだよ、ほら」

俺はそういうとポケットの中から1枚の古い札を取り出す。
その札には『月下の騎士』と書かれていた。

「うん、俺は月下流の剣士なんだ」

俺がそういうと沙希は微笑んで

「すごい!!かっこいいよ、・・・!?」

……。
そう、結局、こんな都合のいい展開なんてありはしなかったのだ。

「なあ、沙希、俺の名前が言えるか?」
「………ぁ」

先の瞳から涙が流れる。
……泣かせないって、守るって、そう決めたのになぁ。
運命の神様とやらがいるのなら、聞いてくれ。
何故俺達をこんな形で出会わせた?

「…………」

深呼吸をする。
だって、これから俺が言おうとしていることは、間違いなくこの世界を終わらせる事なのだから。
言わなければいい、俺も気づかなければよかった。
でも、沙希のために、これは俺が言ってあげないと。

               ・・・・・・・
「沙希……俺も、この世界も……全て沙希の夢だ」

「──っ」

先がひざから崩れる。
その可愛らしい顔には涙が滝のように溢れている。

「ごめんなさい、私──私──!!」

俺が抱きかかえ、支えてあげると先は何かがはじけたように泣き出した。

「いいんだよ、沙希。俺こそごめんな。沙希を守ってやれなくて」
「違うの、私が、私が悪いの!私が……私が──!」

沙希を、強く抱きしめる。
このぬくもりを、この少女を忘れないために。強く。強く。

「……最後に1つ」

俺の身体はもう透けて今にも消えそうになっていた。
この長い長い夢の終わりのキーワード。
それは、俺がこの世界が造られた物であると気づくこと。

「メイド姿の沙希、すごく萌えだったぜ」
「……!!!」

沙希が俺の名を呼んでいる。
だが、声にでない。
そう、俺に名前は設定されていないのだから、当然といえば当然だった。
今思えば、沙希がずっと俺の下の名前を呼ばなかったのも、こういう理由だったんだな……。

「ありがとう沙希、そして、さようなら」

この瞬間、俺の存在は世界から消えた。

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「すっかり、よくなったみたいだね」

私が目を覚ますと、そこにはいつものように彼がいた。

「ええ、おかげさまで。来週には退院できるそうです」
「おお、それはよかったな」
「はい」

彼──今目の前にいるこの男の人じゃなくて、夢の中の彼と別れてから一ヶ月。
私のもつ「空想の姫」の札はイメージを現実にする能力でもなんでもなく
夢を、限りなくリアルでファンタスティックな夢をみることの出来る能力。
最初は優しい『あ、夢だったんだ』で終わる程度のものだったのだけれど
最近はより一層リアルでストーリーのあるものになってしまい
今回は夢の中の世界が大きすぎて、元から貧血気味で入院していた私の身体に大きな負担をかけた。

「ところで、本当にいいんだね?」
「はい、私には必要のないものですから」
「じゃあ──」

そういって彼、月神さんが剣を抜く。
ああ、分かってはいるけど、やっぱり怖いな。

ザシュン

何かが切れる音がする。
私は咄嗟に胸を押さえた

「っと、終わったよ。驚かせてごめん」
「いえ、有難うございます」
「これで、君はもう完全に一般人だ。これで君はもう、彼と会えることはない」

───。
そう、私の負担になっていたのは事実だったけれど。
私が札を持ち続けている限り、また彼に逢えることもできた。
でも──

「ふふふっ、でも、それは必要ありませんよ」

私が急に笑った所為だろうか、月神さんがキョトンとした表情をみせた。

「だって、ほら──」

『沙希ぃー、ハルヒの新刊かってきたぞーーってうわぁ、す、すいません』

どうやら私の彼、神宮寺恭介が廊下を走って誰かとぶつかったらしい。
全く、そんなに急がなくても私はいなくならないっていうのに。

そう、全ては夢で、幻だったけれど

ここに、たった一つ変わらない現実が合った──。
私はこうして時を重ねていく。
大切な彼と共に──


FIN

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【WEB拍手レス】

いやね、二次元の女の子好きはなぜか正当化されないから、ばれたらばれたでなんか危ない人と思われそうでw
by今日は金曜日だし、D.C.がやっとできるぞー と意気込んでる紅。

なるほど、紅さんも二次元派な方でしたかw 俺も土日は久々に勉強もしつつ萌えエネルギーを補充しようとおもいます!