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オリジナル小説:星に願いを─空想の姫─ 第一話

今日は、日記ではなく、腕試し?というか暇つぶしに書いた小説をのっけてみます。
読み終わったら感動などくれるとうれしいですw(しょうもないけどw)


俺は夢なんてもっちゃいない。
なぜなら、現実は厳しすぎるし、
実際、人なんてものは自分より弱いものをいじめないと気がすまないらしく
俺は毎朝、登校すると当然のように上履きが隠されたりしていたし、
とにかく俺はいわゆる「いじめ」というやつを受けていたのだ。
最初は俺も抵抗したさ
でも、ちょっと大人な思考をめぐらせた僕はまるでインターネットの匿名掲示板の
荒らしのように相手にしたら余計喜ばせるんじゃないか?という考えに至り
何をされても何もレスポンスを返さないことにした。

どうだい?
俺はこんなにもしょうもなくくだらない男なんだぜ?

「おはよう、神宮寺君、調子はどうだい?」

そんな物思いに浸っていた俺に話しかけてきたのは理科担当の沢井先生。
顎の無精ひげが特徴的だが、実はかなり若かったりする。

「ええ、まあ、ぼちぼちです」

俺は適当な返事をして横をすり抜ける。
ちなみに、1度だけ僕がいじめられているところを助けてもらったことがあって
それから色々と仲良くさせてもらってる。
まあ、友達もいないしね、俺。
そして俺は今日も退屈な、何も変わらない日々を過ごした──

この時の俺は、世の中なんてつまらないことの繰り返しで
人──、いや俺はそのつまらない輪廻の中で年老いて死んでいくのだと思ってた。

だけど、それは違っていたのかもしれない
きっかけなんてほら、何処にでもあるものだろう?

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相変わらず外は蒸し暑く
夏の風物詩らしいセミはミンミンと煩い音を出し続けている

「なあ、そんなに大声で泣いて、それで1週間後には死んで、何がたのしいんだ?」

俺は下校の途中近くの木に止まっているセミに向かって話しかけて見る。
当然、返事をするわけもなく、セミはただ俺の声に応えるかのように煩い音を出し続けた。

「そうかい、まああんたの人生だ、勝手にしてくれよ」

そうして俺はセミの前を去る。
嗚呼、明日から夏休み。
どうしようかね?
いや、普通の学生であるならばいろんな計画を立てて、はしゃぎもするんだろうが
友達も居ない俺は予定も何も無く、両親は海外に出張という
ギャルゲーに出てきそうなさえない主人公的設定な俺なのである。

「12人の妹とか、突然でてこないかな、お兄ちゃんって」

『お兄ちゃん!』
『兄くん!』
『兄チャマ!』

俺の脳内で脳内の12人の妹が俺に呼びかける。
はぁ……ゲームのキャラはいいよな、こんな俺の相手もしてくれるんだし。
そうして寂しさのあまり独り言をつぶやいたり
ふと妄想に浸ったりしていた俺に、声がかかった。

「ふーん、でもさ、12人も妹がいると大変じゃない?ほら、兄弟喧嘩とかさ」

これが、俺と少女の出会いだった。
今思えば、恥ずかしい出会いだな、俺たちって。

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俺は声のしたほうに振り返ると
そこにはまるでアニメの中の美少女のようにツインテールのよく似合う少女がいた。

「ぁ……えっと、その」

くそ、なんてことを聞かれてしまったんだ!
でもあれだな、なんでこんな独り言をぶつぶつつぶやいてる俺なんかに話しかけてくるんだろうな?

「貴方、面白い人ね。ちょっと道を聞こうと話しかけようとしたんだけど、ずっと1人でぶつぶついってるし。」
「……その、ごめんな。俺、ちょっと変な奴だからさ」
「あはは、そうだね」

そういって少女は笑う。
やばい、俺ツインテール萌えなんだけど

「それでさ、ここに行きたいんだけど……」

そういって少女はメモ用紙らしきものを俺に渡す。
なるほどね。

「俺の家の近くみたいだね、よ、よかったら一緒に、くりゅ?」

あ、思いっきり舌が滑った。

「え?いいの?やった、ありがとー。正直もう野宿かなーとか思ってたりしちゃったんだよね」

おいおい、野宿って……。
俺以外の人に道を聞けばいいことだろう?
それとも何か、100円玉1枚もってゲームセンターにいく学生のようにチャンスは一度キリなのか?
ちなみに俺的ゲームセンター格言は『俺たちには100円玉の数だけ可能性があるんだ!!』だ
いや、俺が勝手に作っただけだけどな
おっと、そんなしょうもないことを考えてる場合じゃなかった

「んじゃ、俺についてきてよ」

そういって俺はあまり距離をはなしすぎず、近づきすぎずに先導する。
ああ、やばいな、俺ってほら、デジタルな女の子以外の女の子と話したことあんまないからサ。
そうして俺は少女のメモのとおりの住所に向かったわけなのだが……

「うーむ」
「あっ、写真でみたことある!うん、ここだよここ!」

少女はまるでわたあめを買ってもらった女の子のようにはしゃいでいる。
いや、いまどき綿あめもないか。
とりあえず

「なあ、俺とフラグを立てる気があるのかい?君は」
「そうだねぇ~、とりあえず出会いのフラグは立ったんじゃないかな?」

──ハッ、俺は何を言ってるんだ
これじゃ、折角のフラグチャンスが……って……え?

「それより、ありがと、私が探してた家、ここだから」

そういうと少女は足取り軽く、その家のインターホンを押していた。
うん、まああれだな。
なんというか、なんといえばいいのか、ああ、わけがわからなくなってきた。
とりあえずわけが分からないこの状況を打破すべく、俺は帰宅することにする。
少女の横をとおりぬけ、玄関の鍵を開ける。
さて、こういうときのリアクションというか、なんというかが困るな

「えっと、私めに何か御用でしょうか?」

とりあえず、俺は普通に家からでてきて客人の対応をする息子のようなアクションをした。
そんな俺の目をまっすぐ見て、少女はただポカンとしていた。

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「……と、いうわけなんだよ!」

少女はニッコリと笑い、俺にそう言った。
ちなみに少女の前には暖かいコーヒーが湯気を放っている。
もちろん、俺が淹れたものだが、買い置きの缶コーヒーを温めただけであるまる
まあ、とりあえず突っ込んでおくか

「いやいや、と、いうわけなんだよと三点リーダーを2個も重ねて言われても意味わからないから」

俺がそういうと少女は満足げに微笑み

「まあ、というわけでこれから宜しくね」
「いや、その訳とやらを説明してほしいんですけど」

簡単に説明すると彼女の話はこうだった。

・なんか親父と関係があるらしい
・最近まで一人暮らしをしていたのだけれどこっちの専門学校に来たかったため状況
・どこに住むか困っていたところ、親父から息子と暮らせといわれた
・そして我が家を訪れた

「さて」

俺は電話機の前にたち、110番を押す

「あの~、なんかうちに怪しげな女性がおしかけてるんですが」
「ちょ、ちょっと!」

気がつくと、受話器は少女によって電話に戻されていた。

「離してくれ!俺は三次元のポニーテールなツンデレ娘は一切信用しないことにしてるんだ!!」
「……お兄ちゃん、離して」
「は、はい」

……。
落ち着いたところで、話をもどそうか。
この少女、二宮沙希は声優を目指す俺と同じ高校生らしい
いや、俺も声優を目指してるわけじゃなくて、高校生ってのが同じって意味な?
色々と不振に思った俺だが、親父に電話して確認してみると、間違いの無い事実だった
俺が、一つ屋根の下に男(俺)と美少女が一緒に住んでいいと思ってるのか?
と聞くと

『なんだ、お前三次元の女の子には興味がなかったんじゃなかったか?』

…………。
もういい、さっきの親父の発言は忘れることにする。

「へぇ、アンチ三次元なオタクって本当にいるのね~」
「人の心の呟きにまで突っ込みをいれないでくれるかな?」
「いや、だって君のブログに書いてるし」

………
なんというか、あれだ
なんでこの少女は勝手にパソコンを起動して俺のブログを観覧してるのでしょうか?

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